こんにちは!
毎週土曜日のブログ担当をしています、
提携コピーライターの林 孝治(はやし こうじ)です。
GWはいかがお過ごしでしたか?
僕は、以前のブログでご紹介した映画『最強のふたり』を観ました!
どんな映画かわからない方は、コチラのブログをご覧ください^^
いやー、とても素晴らしい映画ですね!!!
と言っても、重要なのは、どこが素晴らしかったかですが(笑)
※ここから、ネタバレするのでご注意ください。
僕が感動したことの一つに、
ドリス(黒人)とフィリップ(白人)の出会いがあります。
フィリップは、パリの宮殿みたいな超豪邸に住んでいる大富豪です。
ただ、首から下が麻痺しているため、食事をすることも、体を洗うことも
何もかも一人ではできません。
なので、自分のことを介護してくれる人を雇うために、超豪邸で面接をします。
でもね、建物が超豪華ということは、中身もそれ相当な雰囲気なんですよ。
立派なシャンデリアがあれば、
ショパンやベートーベンといった作曲者の肖像画が飾ってあったり、
何十人も集めてパーティができそうなくらい大きな部屋がいくつもあったり。
その上、面接の順番待ちで座らされるイスだっていいものなので、
一般人がそんな場所へ行ったらビクビクするだろうという空間なんです。
それに、劇中では触れていませんが、
もともとは、やり手のビジネスマンのようで肩書きもすごいわけです。
だから、面接に来る人は、
ビクビク怯えながら話をするわけですよ。
しかも、そういうときに、
人は、できるだけいい人に見られようと猫をかぶったりします。
相手に気に入られようと
「私は弱い人の味方です」のようなことを話す人もいれば、
まるで腫れ物に触るかのように言葉を選んで話す人もいます。
その中に混ざって面接にやってきたのが、スラム街出身で無職のドリスでした。
彼は、相手が大富豪だろうが障害者だろうが気にせず、
堂々とした姿勢でフィリップや面接官に話をします。
そういう点が気に入ったのか、
介護者として経験がないのにもかかわらずドリスを採用しました。
その後も、ドリスの人柄に影響を受けて、
フィリップや周りの人たちがどんどん変わっていきます。
そして………
…………
と、あまりネタバレしたら、
映画を観たときの感動がなくなりますね(笑)
やっとここから本題ですが(笑)
時々、
「上司や苦手な人など、特定の人の前では、言葉が詰まって話せない」
という話を耳にします。
僕も経験があるのでよくわかりますが、
「どんなことを話したらいいんだろう」
「会話が途切れた。ヤバイ、気まずいぞ…」
など、すごく不安になります。
で、なんとかして話題を振ろうとしたら空回りして苦い思いをする。
今、思い出してもいや~な感じがしますね^^;
なぜ、こうなるかというと、
僕らの中にある思い込みが関係しています。
先ほどのお話で言えば、
フィリップのところにやってきた求職者がそうです。
大富豪のフィリップに気に入ってもらえれば、お金や失業の不安はなくなるでしょう。
なので、
「私は弱い人の味方です、と伝えれば気に入ってもらえる」
「障害者には、こういうことを言ってはいけない」
「相手は大富豪だから、内容に気をつけて話さなければいけない」
と気に入ってもらえるよう、失礼がないように気をつけます。
ただ、フィリップは、体は動かせないですが、
心や頭に障害があるわけじゃありません。
相手がどのようなことを話したり、
どんなことを思っているかを感じることができます。
なので、大富豪や障害者という肩書きのようなもので判断されて、
特別扱いされることを嫌っていました。
そんなフィリップが本当に求めていたことは、
一人の人間として向き合ってもらうことなんです。
だから、自分に対して萎縮せず、
ブラックジョークを交えながら接してくれるドリスを選びました。
同じように
「この上司は、気難しい人だから話題には気をつけないといけない」
「好きな人と付き合いたいから、だらしない人と思われないようにしないといけない」
のような自分の中に思い込みがあれば、相手はその想いを察知します。
そして、相手は「気に入られようと媚を売られている」と感じます。
そうなると、その人との距離は縮まるどころか、
どんどんと広がっていくばかりです。
そうならないためにも、
相手に気に入られることに意識を向けず、肩書きなどに惑わされないで、
そのままの相手を見るように意識してみてください!
意識するだけでも変わりますよ^^
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